中国株特集

なぜ今中国株なのか、その魅力について解説します。

株式投資のススメ

中国株が買いってホント?

個人投資家の間でここ数年、注目を集めているのがBRICs。ブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字を取ったもので、今後、世界レベルで見ても凄まじい経済的発展を遂げると言われています。
その中で、世界の投資家に熱い視線を注がれているのが中国株。なぜ今、中国株なのか、中国市場の仕組み、日本の市場との違い、そしてその魅力についてなどを、香港証券取引所の正会員の子会社を持つユナイテッドワールド証券の代表取締役社長 林 和人氏に伺ってきました。

中国株が注目を集めるのはナゼ?

今、中国は驚くべき勢いで経済成長を続けています。自国のインフラの整備だけでなく、輸入・輸出も盛んで、旺盛な経済活動が続いています。日本もかつて、東京オリンピック効果で経済成長が加速しましたが、中国も2008年の北京オリンピック、さらには2010年の上海万国博覧会の影響によって、更なる経済発展が見込まれています。
中国株の魅力は、大きな利益を得る可能性を秘めているのはもちろんのこと、目覚しい発展を続ける中国経済のダイナミズムも体感できることなのです。また、ここに来て人気が高まったもうひとつの理由に、ビギナーにとっても中国株は取引しやすい環境が整っていることが挙げられます。

中国株にトライするなら香港市場がお勧め!

一般的に新興市場はインフラなどの問題からハイリスク・ハイリターンとされ、また外国株には為替変動のリスクも伴います。本当に初心者が手を出しても大丈夫なのでしょうか?

「実は、弊社を利用される個人投資家の半分以上が、株取引の初心者です。それほど中国株は初心者の方にも敷居の低いものと言えます。

かつて中国株は成長への期待で買われた時期がありました。今はその成長が現実的な確かさに変貌しています。中国株には上海・深セン・香港の3つの市場がありますが、中でも香港市場はアジアで最も伝統のある成熟した市場です。そのため、IR活動といった情報公開を含め、非常に洗練された市場と言え、オンラインによるリアルタイムでの取引環境も整ってきています。
一方で、上海や深センの市場に上場している本土企業のうち、我々、外国人の投資が可能な銘柄の数は、香港市場に対して1割程度。情報の少なさなどの投資環境における課題も残されています。 こうした理由から、ビギナーの方や個人投資家は、まず香港市場から中国株を始めるのがお勧めですね」(林氏)。

中国市場の仕組みを知っておこう

中国株の取引を始める前に必ず知っておきたいのが、中国市場の仕組みです。
上にも書いたとおり、中国には上海、深セン、そして香港の3つの市場があります。
上海と深センに関しては、中国本土に登記があり、活動拠点も本土の企業が上場しています。上場銘柄には“A株”、“B株”の棲み分けがあり、外国人の投資家が取引できるのはB株のみとなっています。一方で、香港市場には香港に登記のある会社、中国本土に登記のある会社が混在しています。上場銘柄の分け方は日本のものよりも複雑で、慣れるまでは注意が必要です。

香港市場に上場される銘柄は、“メインボード”と“GEM(Growth Enterprise Marketの略)”という2つの市場に分けられています。メインボードは日本の東証1部、GEMは新興市場になぞらえることができます。メインボードは大型株を中心に全体の8割程度を占めています。それに対して、GEMは新興のベンチャー企業が多くなっています。

香港市場

そして、香港上場の株には、一般の香港銘柄のほかに“H株”や“レッドチップ”と呼ばれる中国系の株があります。H株というのは中国本土に登記および事業拠点を置く完全な中国企業の株のこと。それに対してレッドチップは、中国資本が概算で35%以上入っており、且つ事業拠点も本土にありながら、登記が香港(一部バミューダなどの海外)にあるものを指しています。

中国株独自の魅力とリスク

「中国株のメリットはなんと言っても株単価が安いことです。
中国銘柄の6割の単元株数(1度に売買するのに必要な最低株数)が2,000株。これが、10万円程度で購入可能なのです。日本銘柄で2,000株が単元株の場合、そのほとんどが数十万円以上が必要となり、10万円以内で買える銘柄となると数や商品の種類が限られます。それほど予算を持たない方、株取引ビギナーにとって、これは非常に大きなメリットです。
しかも、中国株の中には配当が高くて投資効率のいいものがけっこうあるのです。このような環境で、投資した企業がどんどん伸びていけば大きな夢が買えます」と、林氏。

他にも香港株のメリットはあります。
例えば、香港においては、配当や株の売買で得た利益は原則として非課税となることです。ただし、日本国内では課税対象となるため、税金においては日本株を取引しているのと同じ感覚でいいということになります。

とはいえ、いかなる株式投資にもリスクがつきものであるのと同様に、中国株にもリスクがあります。 例えば、香港市場には値幅制限がないため、良ければ天井なしに上がり、悪ければ底まで下落する。つまり、大きな悪材料が出た場合は稀に激しく下げることもあるということです。そして、香港株は香港ドルで取引するために最初に日本円を両替して買い、売る時も香港ドルを両替して日本円で受け取らなければなりません(外貨決済が可能の場合はこの限りではございません)。香港ドルは比較的安定はしていますが、米ドルに連動するので円ドル相場をチェックしておくことも必要です。

中国株の投資環境は快適!

今では数多くの証券会社が香港株を取り扱っているため、投資環境も非常に快適になっています。
多くの証券会社においてリアルタイムでのオンライントレードが可能で、投資活動に必要な情報も日本国内と同様に手に入ります。なんといっても外国のものですから、情報が命と心得ましょう。企業データ本(亜州IRの「中国会社情報」など)も参考になりますし、中国株取り扱いの証券会社のサイトの多くは、中国株全体の情報から個別銘柄の財務情報まで、非常に充実しています。
証券会社選びの秘訣は、手数料、自分に合ったサービスやサイトの使い勝手はもちろんですが、こうした情報量の多さも注目すべきポイントなのです。

なお、現物取引から始めるのに不安がある方には、東証におけるTOPIXと同じような役割を果たしている“ハンセン指数”などに連動するインデックス型の投資信託がお勧めです。投資信託の取り扱いに関しては、証券会社に資料請求などをして問い合わせてみると詳しく紹介されています。

2005年時点の特集記事のため、現在の内容と異なる場合があります。最新情報は各証券会社のホームページでご確認ください。

関連用語

  • 上海A株:中国本土居住者のみしか取引できない銘柄の総称
  • 上海B株:中国本土居住者だけでなく外国人も取引可能な銘柄の総称
  • 深センA株:中国本土居住者のみしか取引できない銘柄の総称
  • 深センB株:中国本土居住者だけでなく外国人も取引可能な銘柄の総称
  • H株:登記、資本、活動拠点を中国本土に置いている完全な中国企業の銘柄の総称
  • レッドチップ:中国政府系資本を約35%以上含み、香港または他の地域に登記している銘柄の総称
  • メインボード:香港市場内の市場の棲み分けのひとつ。日本市場における東証1部になぞらえることができる
  • GEM:Growth Enterprise Marketの略で、香港市場における新興市場を指す。日本市場におけるマザーズやヘラクレスなどになぞらえることができるが、規模としてはまだ小さい
  • ハンセン指数:1962年にスタートした歴史も古く香港市場を代表する指数。優良33社の時価総額を加重平均したもの
ユナイテッドワールド証券
林 和人氏
  • 代表取締役社長
  • CEO兼COO
  • 住所:港区赤坂1-12-32アーク森ビル22F
  • TEL:0120-355-939

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